デイケア

デイケアってどんなところですか?

精神疾患のために生きづらさを抱えながら、地域で生活している方を対象に、様々なプログラム(活動)を通して、充実した生活を送るための支援を行う、「通所型リハビリテーション」の一つです。

  • 症状を改善したい
  • 生活のリズムを整えたい
  • 家から外へ活動の場を広げたい
  • 対人関係を良好にしていきたい
  • 仲間や相談できる相手がほしい
  • 働く準備がしたい
  • 楽しみの場がほしい
  • 体力をつけたい など

デイケアでは、「自分に必要なこと」や「やってみたいこと」があるけど、今、できていない事を実現できるよう、利用者、スタッフと一緒に、取り組んでいく場です。

デイケアって何をやっているの?

実施日 週5日
(日曜日と、木曜日または土曜日または祭日がお休みとなります)
時 間
デイケア・・・9:00 ~ 15:00
ショートケア・・・半日(3時間)(午前/9:00 ~ 12:00、午後/12:00 ~ 15:00)
内  容 各種プログラムを実施しています

一日の流れと週間予定

8:30~
受付
9:00~
朝のミーティング
9:10~
ストレッチ体操
10:00~
午前プログラム
11:40~
昼食
13:40~
午後プログラム
15:00~
帰りのミーティング・終了

プログラムの内容は?

作業療法の時間
参加される方が、それぞれ興味のある活動を行います。気分転換や楽しみの場、集中力をつける場、参加者同士のコミュニケーションの場となります。活動に没頭することで現実感を取り戻し、症状改善にもつながります。
畑クラブ
年間を通して野菜作りを行います。時間をかけ、植物を育てますので、メンバー間での協力、責任感、達成感を体験できます。野菜作りの知識や技術も少しずつ向上しています。収穫できた野菜の調理と試食も楽しみの1 つです。
新聞クラブ
デイケア新聞「ひかり」を月1 回発行するため、話し合いで企画、編集を行い、役割分担で記事を書く、原稿を依頼する、パソコンに入力するなどを行います。
運動
体育館で各種運動を参加者それぞれの体力や能力に合わせて行います。体力作り、エネルギーの発散、楽しむこと、利用者間の関わりの場となります。
ウォーキング
効果的な歩き方を学び実践。継続する事で運動習慣を身につけ、体力維持・体重増加の防止が期待されます。
音楽鑑賞
利用者のリクエスト曲をみんなで鑑賞。自身では中々聴くことのない音楽に触れることができ、互いの情報交換も行える、音楽を通した交流の場です。
珈琲倶楽部
月に1回、コーヒー豆を挽いてドリップし、その味わいをみんなで楽しみます。リラックスした空間で“食”を通した“共感体験”ができる場となっています。
心理プログラム(ワーク)
病気についての知識を得る、ワークを通して自分を振り返り、自分自身と向き合う事で自己理解を深めていくための心理教育プログラムです。
心理プログラム(ストレスマネジメント)
心理療法の1 つである「臨床動作法」を用いて、リラクセーション法を行い、ストレスへの対処法を学んでいきます。ストレスを知り、上手に付き合っていく方法を学ぶことで、自分でコントロールすることができるようにしていきます。

どんなスタッフがいるの?

デイケアを利用される方、それぞれの症状、悩みや、目標に沿って、
皆さんが「自分らしく、地域で生活できるよう」専門スタッフが支援します。

常勤スタッフ

作業療法士
皆さんが「やりたいこと」「必要なこと」=活動を、相談しながら一緒に行う事で、生活の幅を広げ、希望をもって一歩一歩進めるように支援します。個別相談やプログラムを通し、楽しめる事、その過程で努力したり、失敗したりしながら、達成感や満足感を持てる体験の場を提供します。
看護師
再発防止、服薬、治療方針や利用者ご本人の気持ちや考えを尊重して、病気以外に抱える問題(仕事、お金、家族、結婚)などについても一緒に考えていきます。
栄養士
個別の栄養指導や料理教室を行い、利用者の食生活と健康管理をサポートしています。

非常勤スタッフ

臨床心理士
一般社会で、より自分らしく生活するためのリハビリテーションや、教育活動を含む心理援助を行います。中でもデイケアでは生活技能を身につけるためのSST プログラムのような具体的な方法を用いてサポートします。
精神保健福祉士
年金や自立支援医療などの制度の諸手続きや福祉サービスの利用の相談などについて、主に担当しています。

デイケア通所の費用は?

  • 自立支援医療を利用し、医療費は原則10%負担です。対象は、精神科の通院医療費のみです。
  • 世帯の所得に応じて1ヶ月に支払う医療費の上限額が決められます。詳しくはソーシャルワーカーにご相談ください。
  • 交通費は自己負担になります。

デイケアを利用する方法は?

デイケア通所を希望される方は、主治医にご相談ください。見学、体験参加もできます。

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